☆猫を抱いて象と泳ぐ★☆
2024.01.24日記
STAFF:Hiromi
ようやく寒さ増して参りました…
豊中でも今日は珍しく雪がチラチラと僅かな時間でしたが舞いましたね。
極端な寒暖差に皆さま体調を崩されませんよう!
冬の【みかん】でもしっかり食べてビタミン補給で免疫アップ↑です♪
家の中に居る時はなかなか読めないので、外出する時の電車での移動中や1人で外食する
時にはだいたい本を読み進めるのが私はとてもとてもリラックスする大好きな時間です。
外出時にしか読まない為に、内容を覚えていない事が多いので、比較的どっぷりと浸からないような
短編の『ショートショート』が多いのですが、年末に本屋さんオススメにあったこの本はショートでは
なかったのですがタイトルに何となく惹かれ手に取りました。
作家さんは【博士の愛した数式】が映画化された【小川洋子】さん
著名な方なのに私にとっては初めて読ませて頂く作家さんで、しかも20年も以上前の作品でした。
全く心得もルールもわからない【チェス】がストーリーの中心となって出てくるのですが、
読んでいる私自身が【チェス】のルールがわからずとも充分に惹きつけられる程に心あたたかい、心優しい少年のストーリーでした。
エンディングに向かって盛り上がり泣けてくるストーリーはよくあるのですが、
だからと言ってそれがダメな訳では全く無いのだけれど。。
これはクライマックスに盛り上がって感動する!
とかでは無くて、途中で何度も息詰まり主人公に感情移入しまくりの読みての私がいました。
読み始めた序盤からすでに主人公の【心の優しさ】を表現する進め方に感服してしまいました…。
『優しい気持ち』を与えてくれる
出会えて良かった私の中での昨年読んだ小説のベストな一冊でした。